落ち葉はゴミ?
みんながゴミだと思っているものが、実は一部では需要があり商品になるってことってあるんですよね。
こういうの拗らせるとごみ屋敷の主のようになってしまいますが、そんなのばかりでもないんです。
徳島県には「落ち葉」を拾い集め、販売する会社 株式会社いろどりがあります。
「葉っぱビジネス」と名付けられたこの事業は、1986年にスタートし、現在では年間2億6000万円もの売上を誇る。徳島県上勝町の200軒の農家が関わり、平均年齢70歳、最高齢88歳の人が働いているらしい。
参照:SUUMO
この葉っぱ、どこに需要があるのでしょうか。
私が落ち葉を利用した経験はヤキイモの火種くらいですね。
利用価値が見いだせない。。
ただこの落ち葉ビジネスの成功者「株式会社いろどり」はいいところに目を付けました。
落ち葉は『つまもの』に利用できる
「つまもの」と呼ばれる日本料理を彩る季節の葉や花などの飾りつけ知っていますか?
一種の業界用語で食品業界で利用されます。
お弁当などでよく見る緑のビニールのギザギザのやつやプラスチックの黄色い花は、つまもののニセモノです笑
お刺身の下の大根の千切りも「つま」と呼ばれますよね。
高そうな料理に入っている食べられないリアルな枝や葉っぱは高級な「つまもの」なのですね!
春は桜、夏は笹の葉、秋は紅葉など、趣を大切にする日本料理では欠かせない存在です。
日本料理のみならず洋食でもパセリなんかは「つまもの」に分類されますかね。
「つまもの屋」なるものが存在するほどニッチですが需要のある商品なんです。
株式会社いろどりさんは拾った落ち葉がつまものとしての価値があることを見出し、年商2億6,000万円の大成功!
というだけではなく、もともとは高齢化が進む村を救うのが目的の清いビジネスだったみたいですね。
「たぬきじゃあるまいし、葉っぱがお金になるもんか」そういわれながらスタートしたいろどり事業―。
参照:Jnet-21
こんなおじいちゃん、おばあちゃんも、いまでは平均年収500万、なかには年収1000万を超える人も出るくらい、潤った村に大変身したそうです。
うらやましい。
つまものビジネスに食い込めるか?
さて個人の私たちでもつまものビジネスに食い込むチャンスはあるのでしょうか??
むずかしいかもしれないですね。
ただ、近くに野山があって、美しい植物が豊富にある、つまものになりそうなきれいな木々が庭にあり、コンスタントに収穫できそうであれば、つまもの屋さんと契約することもできるようです。

成功したらぜひ教えてほしいです!

